アパレル、ファッション商品に関して、日本のネット販売、店頭小売店を見るとそのほとんどが海外製(中国製)である事はみなさんご存じだろうと思います。
Amazonでも中国輸入の本が出回るほど、中国輸入ビジネスはマストとなっています。
この記事では・・・
・なぜ日本製品ではなく中国商品を輸入するのか?
・日本の製品ではやっていけない理由
・韓国ファッションの実態
など、みなさんが知りたい項目についてご紹介していきたいと思います。
28年間アパレル、ファッション商品のメーカーで従事し、早くから海外生産、海外仕入、またそれを扱った営業、販売に取り組んだ実績があり、活路を海外に見出した者として、私のアドバイスがみなさんのこれからのビジネスの一助になればと考えています。
中国のアパレル、ファッション市場には日本では仕入れできない、新しくて、面白くて、適正価格の商材がたくさんありますので是非、このビジネスに取り組んでみてください。
なぜ日本製品ではなく中国商品を輸入するのか?

中国の商品って面白い!日本の品質って本当に正しいの?みんなが本当に欲しいのは
?
日本では長くアパレル・ファッション商品の供給過多が続いており、作り手側、供給側であるアパレルメーカーの企画・生産意欲は低下傾向が続いています。
そういった状況ではなかなか新しいモノを生み出そう、作り上げようという機運は盛り上がらず、結果的に売れ筋の模倣が繰り返されます。
そして、これもまたアパレル・ファッション業界の悪弊ではありますが、他社が売れたものを模倣しより安く市場に提供する状況に拍車がかかっていて、なかなか日本のメーカーから面白い商品、新しい商品が作り出される土壌はありません。
そんな中、海外特に中国のアパレルに目を向けてみましょう。
中国には日本以上の数の富裕層がいますが、それ以上にまだまだ中流以下の人達が大多数存在しており、国自体が前項で書いた発展途上の状況にあり、総じてアパレル、ファッション産業で功を成そうという方達がまだまだたくさんいます。
日本では少なくなったアパレル・ファッションで面白いモノ、新しいモノを作り上げようというムーブメントがまだまだ存在します。
今や世界中のどこにいても、ファッションのコレクション、売れ筋の情報はすぐに入手でき中国の人達は情報の取得に非常に貪欲で、これはすぐさま吸収し、消化、そして製品化していきます。
かつての日本人がそうであったかのように。
そして根本的な問題があります。
それはアパレル、ファッション商品の売価が安いという点です。
色々な他の商品と比べてみましょう。為替の変動、原料高、インフレなどに際し、食料品などの他のモノは少なくとも売価は上昇しますが、アパレル、ファッション商品だけは逆に下がっていきます。
売上とはどんな商品でも「顧客数×顧客単価×購入回数=売上」となるので、買う人が少なくなれば、単価を上げなければ売上が成り立っていきません。
それなのに、アパレル、ファッション業界だけは反した動きをするわけです。
いわゆる地盤沈下する業界です。
正直日本製商品がアパレル、ファッション業界で生計を立てていくのは無理なのです。
日本人が中国の中流以下の人達と同じ収入で暮らしていけますか?
これは社会情勢ともリンクします。
収入だけでは一概に言えないのですが、日本の物価と所得のバランスでは、中国人の中流以下の人達の所得で暮らしていけると方は日本人では少ないと思います。
これはひとえに先述したアパレル、ファッション商品の売価が上がらない点にあります。
ただ、これは今後も上がる事はないと考えています。
日本での売価に対応する仕入れ、それは中国製品の仕入れが唯一の方法だと思います。
中国の商品は日本のメーカーが失った、面白いモノを作ろう、他人と違うモノを生み出そう、そんな心意気を非常に感じさせる商品がたくさんあります。
日本では韓国ファッションは確かに人気だけど、、生産はほとんど中国製
国を挙げて、エンタメを国策事業としている韓国は、そのタレント達が着ているアパレル・ファッションが日本でもとても人気です。
私も20数年前までは2週間に1回は韓国・ソウルの東大門、南大門市場のショップに仕入れに行っていました。
たしかにあの頃は韓国にも生産背景が整っていました。
深夜に売り場で商談をし、ホテルで待機したら、その日の夕方に納品があり、それを持って帰国し、日本の空港に着いてそこからお客さんに出荷をする、そんなルーティンで商売が回った時代がありました。
もちろんそこには日本と韓国の価格差があったのです。
ただ、20年ほど前の為替変動及び、前項でも述べたように韓国もじわじわと先進国の仲間入りをした結果、韓国と日本の価格差はほとんどなくなり、また韓国の工場を閉鎖されていきました。
今も韓国に仕入れに行かれている方は感じていらっしゃると思いますが、現状韓国の市場で発注して数日で納品されるモノは極僅かで、それは韓国製か店頭在庫です。
そして、ほとんどが数週間先の納品となっている事でしょう。
そのほとんどは中国製です。(生産国表示に韓国となっているモノもあるかもしれませんが、本当の生産地は中国です)
韓国の人達は情報、ニュースをアレンジする事がとても上手だという意見があります。
なので、売れているデザインなどをアレンジして、アパレル、ファッション商品を作り上げるのがとても上手いな、と私も思います。
ただ、それを生産する能力が悲しいかな、韓国には最早ないのです。
その受け皿は全てお隣の中国が賄っています。
仁川空港から飛行機でほぼ西へ1時間で、中国の杭州に着きます。
ここには、東大門、南大門市場にある商品がほぼある、アパレル・ファッション市場があります。
韓国の市場の人達はここで仕入れ、生産依頼を中国の人にしているのです。
正直、韓国市場で仕入れをするメリットは私は感じません。
これからは韓国ファッションの仕入れをしたい方も、最初から中国で仕入れをするべきです。
アパレル業界で日本のブランド、工場、技術、企業、商品って本当に優れてるの?
どこの国でも成長していく初期の過程で、繊維産業の勃興、成長、隆盛があります。
かつての日本も高度経済成長期には繊維産業が日本を支えた時代がありました。
ただ、これも必ずですが、国が安定成長期になると繊維産業は斜陽産業となります。
これはどこの国の歴史を見ても明らかです。
日本が成長する過程で、低賃金、重労働の繊維産業の国内従事者は少なくなり、海外への生産地移転を余儀なくされ、結果として日本国内の工場も廃業に追い込まれています。
ちなみにですが、現在の日本製いわゆるMADE IN JAPANのアパレル製品のほとんどがアセアンからの実習生の方達の手で縫製されており、管理者として日本人工場長がいるだけというのが現実です。
繊維商品というものは精密機械などと違って、そこまで緻密な技術を必要としない事もこういった技術移転をし易くしてしまっています。
クリエイティブ側であるデザイナーのなり手に視点を移してみましょう。
以前は服飾専門学校の卒業生のほとんどは、デザイナー、パターンナーを希望の職種にしていましたが、今では販売職がほとんどで、社会に出る前のモラトリアムの期間としての学校が存在しているだけと化しています。
これは就職先が少ないのもありますが、それ以上にアパレル・ファッションというモノの社会的地位が低下しているからです。
現在の日本のアパレル・ファッション業界が廃れていったのはしょうがない現実なのです。
そして消費者構造も考えてみましょう。
欧米諸国などの日本よりも先進国(戦勝国のまま推移したという言いかえでも良いです)となった国々を見てみましょう。
コレクションなどのファッションのお祭りはありますが、あくまでも一部のコアな方達のイベントです。
テレビなどで見る、アメリカやヨーロッパの方達の服装はどうでしょうか?
おしゃれに見えますか?
世の中が成熟していくと、ファッションはそこまで重要な地位を示さなくなります。
これはしょうがない現実なのです。
ただ、そうはいっても、このブログを読んでくださった方達はおそらく「アパレル・ファッション」でなんらかのビジネスをやろうと志した方達だと思いますので、そのためのアイデアを考えてみましょう。
私は中国のアパレル、ファッションブランドを輸入・仕入れしてのファッションビジネスをおススメします。
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